ADSLスプリッタ(スプリッタ)とは?電話回線とデータ通信の分離装置

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ADSL(非対称デジタル加入者線)とは?

ADSLは、インターネット接続技術の1つで、家庭や企業などの利用者が、電話回線を利用して高速・常時接続のインターネット回線に接続することができる技術です。非対称デジタル加入者線とも呼ばれます。

この技術は、一般的には都市部の住宅やオフィス向けに提供されています。ADSLは、従来のダイヤルアップ接続と比較して、高速な通信速度を提供し、また、インターネット接続中に電話を利用することが可能になります。また、常時接続のため、インターネットにアクセスする際の手続きを省略でき、スムーズなインターネット利用が可能になります。

ADSLの特徴

ADSLの特徴は、以下の通りです。

– 非対称な通信方式
– データ通信と音声通話が同時に可能
– 常時接続型で手続きを省略可能
– ダウンロード速度が高速、アップロード速度が遅い

ADSLの最大通信速度は、規格によって異なりますが、最大で24Mbps(ダウンロード)/1Mbps(アップロード)まで対応しています。ただし、実際の通信速度は、利用するプロバイダーや回線状況によって異なるため、注意が必要です。

ADSLの種類

ADSLには、いくつかの種類があります。主なものを以下に紹介します。

– フルレートADSL:最大通信速度に対応した規格です。
– ガーデンバリューADSL:最大通信速度が8Mbpsに制限され、低価格で提供される規格です。
– ライトADSL:最大通信速度が1.5Mbpsに制限され、低速回線用途に特化した規格です。

以上が、ADSLの概要と特徴、種類についての解説です。ADSLは、現在でも一定の需要があり、インターネット接続に利用されています。ただし、最近では、FTTH(光ファイバー)回線などの高速通信技術が普及してきているため、ADSLの需要は減少しています。

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