ADSLスプリッタとは?
ADSLスプリッタ(スプリッタ)は、電話回線とデータ通信の信号を分離する装置です。ADSL接続を使用している場合、スプリッタは必要不可欠なものです。ADSLとは、Asymmetric Digital Subscriber Lineの略で、従来の電話回線を利用して高速なインターネット接続を可能にする技術です。
スプリッタの役割と必要性
スプリッタは、電話回線とデータ通信の信号を分離することで、電話とインターネットを同時に利用することができるようになります。スプリッタがない場合、電話回線とデータ通信の信号が干渉し合い、ノイズが発生するため、通信速度が低下したり、接続が不安定になります。また、スプリッタを使用することで、電話回線が故障した場合でも、インターネットには影響を与えないため、より安定した接続が実現できます。
スプリッタの種類
スプリッタには、一般的に3種類あります。それぞれの種類によって、接続方法が異なります。
・外付けスプリッタ:電話回線とデータ通信の分離をするために、ADSLモデムと電話回線の間に接続します。外付けスプリッタは、比較的安価で手軽に利用できるため、一般的なご家庭で使用されています。
・内蔵スプリッタ:ADSLモデムに内蔵されたスプリッタです。外付けスプリッタと比べてスペースを取らず、スッキリとした配線ができるため、オフィスやビジネス環境に適しています。
・マスタースプリッタ:建物の電話配線の最初に設置される、大規模なスプリッタです。マスタースプリッタを設置することで、建物内のすべての電話回線とデータ通信を分離することができます。マスタースプリッタは、大規模なビルやマンションに適しています。
まとめ
ADSLスプリッタは、電話回線とデータ通信の信号を分離する装置です。スプリッタを使用することで、電話とインターネットを同時に利用することができ、通信速度や接続の安定性が向上します。スプリッタの種類には、外付けスプリッタ、内蔵スプリッタ、マスタースプリッタがあります。使用する環境やニーズに合わせて、適切なスプリッタを選ぶことが重要です。
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