ALBとは?AWSのアプリケーションロードバランサーの概要
AWS(Amazon Web Services)は、世界中の企業や開発者が使える多数のクラウドコンピューティングサービスを提供する世界最大のクラウドプロバイダーです。その中でも、ALB(Amazon Application Load Balancer)は、Webトラフィックの負荷分散を行うために使用されるAWSの一つのサービスです。
ALBは、EC2インスタンスに対してトラフィックを分散し、アプリケーションの可用性とスケーラビリティを向上させます。また、AWSのコンピューティングサービスと緊密に統合されているため、ALBだけでなく、他のAWSサービスと連携して柔軟に使うことができます。
ALBの主な機能
ALBには以下のような主な機能があります。
- レイヤ7ロードバランシング:HTTP、HTTPS、WebSocket、MQTTなどのレイヤ7プロトコルにおいて、負荷分散を行うことができます。
- ルーティング:複数のターゲットグループに対して、異なるルーティング規則を設定することができます。また、複数のドメイン名に対して、異なるターゲットグループをルーティングすることもできます。
- セキュリティ:ALBにはSSL/TLS終端を行うことができ、暗号化通信をサポートします。
- スケーリング:Auto Scalingグループと組み合わせることで、トラフィックの増加に応じてEC2インスタンスを自動でスケーリングすることができます。
ALBの利点
ALBを使用することで、以下のような利点があります。
- スケーラビリティ:トラフィックが増加しても、自動的にスケールアウトすることでインフラの費用や手間を抑えることができます。
- 可用性:ALBが複数のEC2インスタンスに負荷を分散することで、インスタンスの故障に対して耐性を持つことができます。
- セキュリティ:ALBはSSL/TLS終端を行うことができ、暗号化通信を提供することができます。
- 柔軟性:ALBは、AWSの他のサービスと統合されているため、他のサービスと連携して用途を広げることができます。
以上がALBの概要と利点についての解説です。AWSを利用する際には、ALBを使用してアプリケーションの負荷分散を行うことで、スケーラビリティや可用性、セキュリティを確保することができます。
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