BABOKとは?Business Analysis Body of Knowledgeの概要

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BABOKとは?Business Analysis Body of Knowledgeの概要

BABOKとは、Business Analysis Body of Knowledgeの略称です。一般的には、ビジネス分析の専門家が使う共通の知識ベースを定義したものです。BABOKの目的は、ビジネス分析に関する知識を統一し、ビジネス分析の質の向上と、ビジネス分析のプロフェッショナルとしての評価を高めることです。

BABOKは、ビジネス分析団体の国際団体IIBA(International Institute of Business Analysis)が策定したもので、現在までに3つのバージョンがリリースされています。最新バージョンはBABOK v3で、2015年にリリースされました。

BABOKの主な構成要素

BABOKは、6つの知識エリアと、50以上のビジネス分析タスクから構成されています。以下に、それぞれの知識エリアを簡単に説明します。

1. Business Analysis Planning and Monitoring
ビジネス分析の計画やプロジェクトの監視に関する知識エリアです。

2. Elicitation and Collaboration
要件定義やコミュニケーション、ステークホルダーとの協力に関する知識エリアです。

3. Requirements Life Cycle Management
要件定義や設計、テスト、実装、評価など、要件のライフサイクル全体に関する知識エリアです。

4. Strategy Analysis
企業戦略の策定に関する知識エリアです。

5. Requirements Analysis and Design Definition
システム要件の分析や設計、検討に関する知識エリアです。

6. Solution Evaluation
システムの評価や改善に関する知識エリアです。

BABOKの重要性

BABOKは、ビジネス分析の専門家が持つべき共通の知識ベースを定義しています。これにより、ビジネス分析のプロセスを統一化し、ビジネス分析の品質を向上させることができます。また、BABOKはIIBAの認定試験の出題範囲の指標としても利用されており、BABOKに基づいた訓練や教育を受けることで、ビジネス分析のスキルアップや、IIBAの認定資格を取得することができます。

まとめ

BABOKは、ビジネス分析に関する知識を統一し、ビジネス分析の質の向上と、ビジネス分析のプロフェッショナルとしての評価を高めるために策定された、ビジネス分析団体IIBAによる共通の知識ベースです。ビジネス分析のプロセスを統一化し、ビジネス分析の品質を向上させるために、ビジネス分析の専門家はBABOKを参照することが重要です。

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