Base58とは?エンコーディング方式の特徴と利用方法を紹介

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Base58とは?

Base58は、コンピュータサイエンスで使用されるエンコーディング方式の1つで、主にビットコインやリップルなどの暗号通貨のアドレス表記に使用されます。Base58は、62種類の英数字から成るシンボルセットを使用し、0(数字のゼロ)、O(アルファベットのオー)、I(アルファベットのアイ)、l(アルファベットのエル)を除きます。これにより、誤解を招く文字を除いた、より使いやすいエンコーディング方式となっています。

Base58の特徴

Base58の最も大きな特徴は、人間が読みやすい文字列を生成することができることです。暗号通貨のアドレス表記に使用されることが多いのは、このような人間にとってわかりやすい文字列が必要だからです。また、Base58はエラー検出にも優れています。誤ったアドレスを入力しても、エラーが出るため、誤った送金を防ぐことができます。

さらに、Base58はBase64よりも文字数が少ないため、保存するデータ量を削減することができます。一方で、Base58はセキュアである必要があり、ランダムに生成された値を使用することが推奨されています。

Base58の利用方法

Base58は、主に暗号通貨のアドレス表記に使用されますが、その他の分野でも使用されています。たとえば、Bitcoinをはじめとする暗号通貨を扱うウェブサイトでは、ユーザーのパブリックキーをBase58でエンコードしたアドレスを提供しています。

また、Base58は、クラウドストレージサービスのURL短縮や、Bitcoinに代表される暗号通貨の取引IDの短縮にも使用されます。さらに、Base58は、インターネット上のURLにおいて、不正な文字を排除するために使用されることもあります。

以上のように、Base58は暗号通貨をはじめとする様々な分野で使用されることがあります。その使用法を理解し、適切に活用することが大切です。

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