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Base64とは?
Base64は、8ビットバイトのバイナリデータを、A-Z、a-z、0-9、+、/ などからなる64種類の文字列で表現する方法です。
この手法は、メールやXMLドキュメントなどでテキストデータ形式で受け渡す必要があるバイナリデータを、テキストデータに変換するために利用されます。
Base64の活用例
- 画像データのWebページへの埋め込み
- メール送信における添付ファイルのエンコード
- APIの認証情報の保護
今回は、バイナリデータのテキスト表現手法であるBase64の活用について、詳しく解説していきます。
Base64のエンコードとデコード
Base64は、3バイトのバイナリデータを4バイトのテキストデータに変換する方式を採用しています。具体的には、以下の手順でエンコードを行います。
- バイナリデータを3バイトずつに分割する
- それぞれの3バイトを24ビットの数値に変換する
- 24ビットの数値を4バイトに分割する
- 各バイトを6ビットずつに分割する
- 6ビットの数値を表す文字に変換する
一方、デコードでは、テキストデータをバイナリデータに戻す手順を行います。具体的には、以下の手順でデコードを行います。
- テキストデータを4バイトずつに分割する
- それぞれの4バイトを24ビットの数値に変換する
- 24ビットの数値を3バイトに分割する
Base64の活用例
画像データのWebページへの埋め込み
Base64を使用することで、画像データをテキストデータに変換し、HTMLページ内に埋め込むことができます。これにより、画像ファイルを別途読み込む必要がなくなり、ページの読み込み速度を向上させることができます。
メール送信における添付ファイルのエンコード
メール送信において、添付ファイルはバイナリデータのままでは送信できません。そのため、Base64を使ってデータをテキストデータに変換し、メール本文に埋め込んで送信します。
APIの認証情報の保護
APIなどの外部サービスを利用する際には、認証情報をサーバーに送信する必要があります。しかし、認証情報はそのままではセキュリティ的に危険です。そこで、Base64を使って認証情報をエンコードし、テキストデータとして送信することで、情報の保護を図ることができます。
以上が、Base64のテキスト表現手法と活用例についての解説です。しっかりと使いこなし、開発や運用の効率化に役立てていただければ幸いです。
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