BCDとは?2進化10進数の表現方法と計算機の内部処理を解説

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BCDとは?

BCDとは、Binary Coded Decimal(バイナリコード化十進数)の略称であり、10進数を2進数で表現する方法の一つです。

10進数をそのまま2進数で表現する場合、桁の数が大きくなるにつれて桁数が増加し、処理が複雑になります。そこで、BCDでは10進数の各桁を4ビットの2進数で表現することで、計算機の内部処理を簡略化します。

2進化10進数の表現方法

BCDでは、各桁を4ビットの2進数で表現します。例えば、10進数の「42」をBCDで表現する場合、4と2の各桁を2進数で表現した以下のような表ができます。

| 10進数 | BCD(4ビット) |
|——–|————–|
| 4 | 0100 |
| 2 | 0010 |

つまり、10進数の「42」をBCDで表現すると「0100 0010」のようになります。このように、10進数の各桁を4ビットの2進数で表現することで、数値を2進数として扱うよりも処理が容易になります。

計算機の内部処理

BCDは、計算機の内部処理において、数値の加算や減算、比較などに利用されます。例えば、10進数の加算を行う場合、各桁をBCDに変換した後に、桁上がりの処理を行いながら加算を行います。

また、BCDは、表示装置への表示にも利用されます。表示装置には、7セグメントやLCDがありますが、これらの表示装置は、BCDの各桁を表現するために用いられます。つまり、BCDは計算機において不可欠な要素であり、その処理において大きな役割を果たしています。

まとめ

BCDは、10進数を2進数で表現する方法の一つであり、計算機の内部処理において重要な役割を果たしています。BCDを利用することで、10進数の処理を2進数として扱うよりも処理が容易になり、また表示装置などにも利用されます。

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