CAVとは?光ディスクの記録方式の一つである定角速度方式の解説

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CAVとは?光ディスクの記録方式の一つである定角速度方式の解説

CAVとは?

CAV(Constant Angular Velocity)とは、ディスクの回転数を一定に保ちながら、データの密度に応じてディスクの周辺部でのデータ転送速度を上げる方式のことです。光ディスクにおける記録方式の一つであり、主にCD、DVD、Blu-ray等の光ディスクに採用されています。

定角速度方式とは?

定角速度方式とは、ディスクの回転速度を一定に保つことで、ディスクのデータ密度に応じてデータの転送速度を調整する方式です。CAVもこの一種であり、ディスクの回転数を一定に保ちつつ、ディスクの周辺部でのデータ転送速度を上げることができます。一方、CLV(Constant Linear Velocity)方式は、ディスクのデータ密度に応じてディスクの回転数を変更することでデータの転送速度を一定に保つ方式です。CDの初期の記録方式として採用されていました。

CAVの利点と欠点

CAV方式の最大の利点は、データの転送速度が一定であるため、高速な読み込みと書き込みが可能であることです。ただし、ディスクの周辺部になるほどデータ転送速度が上がるため、ディスクの内側部と比べて読み込み・書き込み速度が遅くなる欠点もあります。また、ディスク密度が低下すると、データ転送速度が低下してしまうため、記録時間が長くなってしまうこともあります。

以上が、CAVとは?光ディスクの記録方式の一つである定角速度方式の解説です。最近では、CAV方式よりも高速な読み書きが可能な記録方式の採用が進んでいますが、光ディスクにおいては、CAV方式が一般的な記録方式となっています。

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