C&Cサーバ (C2サーバ)とは?サイバー攻撃における悪意あるコントロールシステムの解説

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C&Cサーバ (C2サーバ)とは?

C&Cサーバ (Command and Control Server)とは、悪意あるコントロールシステムの一部であり、ハッカーによるサイバー攻撃で使用されるサーバーです。このサーバーは、攻撃者が攻撃対象に侵入してから、攻撃を開始するまでのコミュニケーションのハブとして機能します。

C&Cサーバは、攻撃者からマルウェアに命令を送信し、収集した情報を受信します。攻撃者がC&Cサーバにマルウェアを接続すると、攻撃者はコントロールパネルを介してマルウェアに指示を送信し、実際の攻撃を開始します。

C&Cサーバの種類

一般的に、C&Cサーバは以下の3つの種類に分類されます。

  • 集中型C&Cサーバ
  • 分散型C&Cサーバ
  • ピア・ツー・ピアC&Cサーバ

集中型C&Cサーバは、攻撃者が1つのサーバーを使用して複数のマルウェアをコントロールすることができるサーバーです。一方、分散型C&Cサーバは、攻撃者が複数のサーバーを使用してマルウェアをコントロールすることができるサーバーです。ピア・ツー・ピアC&Cサーバは、攻撃者がマルウェアを送信することなく、他の感染したコンピューター間で通信することができるサーバーです。

C&Cサーバ利用の典型的な例

C&Cサーバは、さまざまな種類の攻撃に使用されます。一般的な攻撃には、以下のようなものがあります。

  • DDoS攻撃
  • 偽造された電子メールを介した攻撃
  • 感染したコンピューターでのデータ収集
  • マルウェアの拡散

C&Cサーバを使用することで、攻撃者は攻撃を始める前に、感染したコンピューターに対する指示を送信して、攻撃の範囲を広げることができます。

C&Cサーバの検出と防御

C&Cサーバが検出されると、攻撃者は別のC&Cサーバを探すことができます。しかし、一部のセキュリティ企業は、C&Cサーバの検出とシャットダウンのためのソリューションを提供しています。また、企業は、セキュリティ対策を実行することでC&Cサーバに対する防御策を講じることができます。

C&Cサーバは、悪意あるコントロールシステムにおいて非常に重要な役割を果たしています。そのため、企業は、C&Cサーバの検出と防御に優先的に取り組む必要があります。

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