CoAP (Constrained Application Protocol)とは?IoTデバイス向けの通信プロトコル
IoT(Internet of Things)という言葉が世間で浸透している今日、IoTデバイスからの情報収集や制御に必要不可欠な通信プロトコルが注目されています。その中でも、CoAP(Constrained Application Protocol)は、IoTデバイス向けに開発された軽量な通信プロトコルとして知られています。
CoAPは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に似たプロトコルですが、IoTデバイスの制約に合わせて軽量化されています。たとえば、TCP(Transmission Control Protocol)を使用せず、UDP(User Datagram Protocol)を使用することで、通信速度を向上させます。また、必要最低限のヘッダーで通信を行うため、通信量も抑えられます。
CoAPは、UDPの性質を生かしたマルチキャスト通信にも対応しています。これにより、同じ情報を複数のデバイスに送信することができます。また、セキュリティにも配慮されており、DTLS(Datagram Transport Layer Security)に対応しています。
IoTデバイスの数が急速に増え、その中での通信量も増加している現在、軽量で高速な通信プロトコルであるCoAPは、ますます重要性を増しています。今後も、IoTデバイスの普及に伴い、CoAPの需要は高まっていくことでしょう。
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