COBOLとは?ビジネス向けのプログラミング言語
COBOL(コボル)とは、ビジネス向けに開発されたプログラミング言語の一つであり、主に大規模なシステムや企業内の業務処理に用いられています。COBOLは「COmmon Business Oriented Language(共通ビジネス向け言語)」の略称であり、1950年代に開発された古いプログラミング言語の一つです。
当初は、IBMが「IBM 704」というコンピューター用に開発したプログラム「FLOW-MATIC」から派生したもので、主に会計処理や請求書発行など、ビジネス処理を主目的として開発されました。その後、1960年代にはANSIで標準化され、全世界に広がりました。
COBOLの特徴は、英語に近い文法で記述されることです。そのため、大量の業務処理を高速かつ正確に処理することができます。また、COBOLは大規模なシステムを構築するのに向いており、複雑な処理を行う際にも柔軟に対応することができます。
COBOLが今も使われ続ける理由
COBOLは、今でも多くの企業で使われています。特に金融機関や保険会社、官公庁など、大規模なシステムを運用する企業での利用が多いです。その理由として、以下のような特徴が挙げられます。
- 信頼性が高い
- 大規模なデータ処理に向いている
- レガシーシステムを運用するためのスキルがあるエンジニアが比較的多い
また、COBOLは高齢化が進むエンジニアたちが長年使い続けてきた言語の一つであるため、既存のCOBOLシステムを更新することが非常に難しいことも理由の一つです。
COBOLを学ぶメリット
COBOLは、ビジネス処理の自動化に欠かせない言語の一つであるため、COBOLを学ぶことで、ビジネスシステムの理解が深まります。また、COBOLのスキルを持っているエンジニアは、今後も需要があることが予想されます。
さらに、COBOLは歴史が古く、ビジネスシステムの運用に必要な知識も豊富にあるため、コンピューターの基本的な知識を身につけたいと考えている人にもおすすめです。
まとめ
COBOLは、ビジネス処理に特化したプログラミング言語であり、今でも多くの企業で使われています。大規模なシステムの運用においては、COBOLのスキルが必要不可欠であり、今後も需要があることが予想されます。ビジネスシステムの自動化に役立ち、コンピューターの基本的な知識を身につけたいと考えている人にも、COBOLはおすすめの言語の一つです。
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