Creative Commons (CC)とは?著作物の利用条件を設定するライセンス体系

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Creative Commons (CC)とは?著作物の利用条件を設定するライセンス体系

作家やミュージシャンなどのクリエイターは、自分たちの作品に関する著作権を持っています。著作権を放棄せずに、誰でも自由に利用できるようになる方法には「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」があります。略して「CCライセンス」とも呼ばれます。

「クリエイティブ・コモンズ」は、著作物の利用条件を設定するライセンス体系を提供する非営利組織です。このライセンスを使うことで、クリエイターは自分たちの作品を自由に共有することができます。利用者は、著作権者が設定した条件に従うだけで、その作品を自由に使用できます。

CCライセンスの種類

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスには、以下の6つの種類があります。

  • CC BY
  • CC BY-SA
  • CC BY-ND
  • CC BY-NC
  • CC BY-NC-SA
  • CC BY-NC-ND

それぞれのライセンスには、著作権の保護範囲や利用条件が設定されています。CC BYライセンスのように、著作権者の名前を明記するだけで自由に利用できるものから、CC BY-NC-NDライセンスのように、商業利用、改変、二次利用が禁止されたものまで、利用条件は多岐にわたります。

CCライセンスの利用方法

CCライセンスを利用するためには、まず自分が著作権者であることを証明する必要があります。そのために、クリエイティブ・コモンズのウェブサイトからライセンスを選択し、自分の作品にライセンスの種類と利用条件を表示することができます。

また、利用者は、CCライセンスが適用された作品を自由に利用することができますが、その場合は著作権者が設定した利用条件に従う必要があります。利用条件に違反した場合、著作権侵害となり、法的な問題を引き起こすことがあります。

CCライセンスの利点

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの利点は、著作権者にとっても利用者にとっても多く存在します。著作権者は、自分たちの作品を自由に共有することができ、新しいファンを獲得したり、作品の普及を促進することができます。また、利用者は、自分たちが制作する作品にCCライセンスを適用することで、著作権の問題を回避することができます。

最近では、CCライセンスが適用された作品が増えており、クリエイターや利用者の間で広く知られるようになってきています。ライセンスの種類や利用方法を理解して、適切に利用することが大切です。

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