DOS(Disk Operating System)の定義:ディスクベースのオペレーティングシステム

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DOSとは?

DOS(Disk Operating System)とは、ディスクベースのオペレーティングシステムのことです。1970年代後半から1980年代初頭にかけて、IBM互換機のオペレーティングシステムとして広く利用されました。MS-DOS(Microsoft Disk Operating System)は、Microsoftが開発したDOSの一種であり、パソコン産業の発展に貢献しました。

DOSの概要

DOSは、コマンドラインインターフェイスを使用して、コンピュータの基本的な操作を行います。コマンドを入力することによって、ファイルの作成や削除、ファイルの移動、ディスクのフォーマット、プログラムの実行などが可能です。DOSは、現在のWindowsやmacOSなどのグラフィカルユーザーインターフェイスとは異なり、テキストを用いたインターフェイスとなっています。

DOSの歴史

DOSは、1970年代後半にDigital Research社が開発したCP/M(Control Program for Microcomputers)が起源とされています。IBMがパーソナルコンピュータの開発を始めた際に、CP/Mを採用する予定でしたが、交渉が決裂したため、新たにDOSを開発することになりました。その後、PC市場が発展したことによって、DOSは広く普及することになりました。現在では、DOSはほとんど使用されていないものの、パソコン産業の歴史において重要な役割を果たしたオペレーティングシステムとして知られています。

まとめ

DOSは、IBM互換機のオペレーティングシステムとして広く使われた、ディスクベースのオペレーティングシステムです。コマンドラインインターフェイスを使用し、テキストを用いたインターフェイスとなっています。DOSは、パソコン産業の歴史において重要な役割を果たしたオペレーティングシステムの一つであり、今もなおその名前は知られています。

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