/dev/null nullデバイスとは?システムの無限のゴミ箱の基本概念を解説
「/dev/null」という用語は、UnixやLinuxなどのオペレーティングシステムでよく見られるものです。デバイスファイルとして作られたこの「nullデバイス」は、簡単に言えば「何も出力しないデバイス」という意味を持っています。
デバイスファイルとは?
デバイスファイルは、コンピュータのハードウェアをソフトウェアから扱えるようにするための仕組みで、ハードウェアの入出力を抽象化してプログラムから扱えるようにします。UnixやLinuxでは、/dev配下に様々なデバイスファイルがあります。
nullデバイスの特徴
nullデバイスは、先ほども述べたように「何も出力しないデバイス」です。具体的には、このデバイスに何かを書き込んだ場合、その内容は破棄され、何も起きません。
この特徴を利用することで、プログラムやシステムで意図的に出力を破棄することができます。例えば、システムログに出力される不必要な情報をnullデバイスに書き込むことで、ログをスッキリさせることができます。
まとめ
/dev/null nullデバイスは、UnixやLinuxなどのオペレーティングシステムにおいて、「何も出力しないデバイス」として利用されます。プログラムやシステムで意図的に出力を破棄することで、不必要な情報を取り除くことができます。
プログラムやシステムの設計において、nullデバイスの存在を活用することで、より効率的な動作や管理が行えるようになります。
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