GDIとは?
GDI (Graphic Device Interface) は、Windowsプラットフォーム上でグラフィックスの描画を扱うAPIのことです。WindowsのGUIシステムの中核的な機能であり、アプリケーションからの画面描画をサポートすることで、ユーザーインターフェースを作成するための基本的な機能を提供しています。
GDIの基本概念とは?
GDIには、デバイスコンテキスト、オブジェクト、フォント、ブラシ、ペン、ビットマップなど、様々な基本的な概念があります。これらは、アプリケーションからウィンドウやビットマップへの描画を制御するために使用されます。
GDIは、ウィンドウへの描画や印刷文書の作成など、様々な用途で使用されます。GDIは、どのようなデバイスにも一貫して機能するため、アプリケーションはデバイスの詳細について考える必要がありません。これにより、Windowsアプリケーションの開発をより簡単にすることができます。
GDIを使ったグラフィックスの描画方法
GDIでは、アプリケーションからウィンドウに描画するためにデバイスコンテキストを使用します。デバイスコンテキストは、描画に必要な情報を保持する構造体で、GDI関数を呼び出すことで描画を制御します。
デバイスコンテキストは、CreateDC、CreateCompatibleDC、GetDCなどの関数を使用して作成することができます。ウィンドウに描画する場合は、GetDCを使用してデバイスコンテキストを取得します。また、ビットマップに描画する場合は、CreateCompatibleDCを使用してデバイスコンテキストを作成する必要があります。
デバイスコンテキストを取得したら、GDI関数を使用してウィンドウやビットマップに描画することができます。例えば、Rectangle関数を使用してウィンドウに四角形を描画することができます。また、TextOut関数を使用してテキストを描画することもできます。
まとめ
GDIは、Windowsプラットフォーム上でグラフィックスの描画を扱うためのAPIです。デバイスコンテキスト、オブジェクト、フォント、ブラシ、ペン、ビットマップなど、様々な基本的な概念があります。GDIを使用すると、Windowsアプリケーションの開発をより簡単にすることができます。デバイスコンテキストを取得したら、GDI関数を使用してウィンドウやビットマップに描画することができます。
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