インクリメンタルサーチの実装方法: 逐次検索によるユーザビリティ向上

インクリメンタルサーチとは?

インクリメンタルサーチとは、ユーザーが検索窓にキーワードを入力すると、入力された内容に応じて検索結果をリアルタイムで更新していく機能のことです。例えば、Googleの検索窓にキーワードを入力すると、検索窓の下に関連する検索キーワードが表示され、そのキーワードをクリックすることでリアルタイムに検索結果が変化します。インクリメンタルサーチは、検索エンジンだけでなく、オンラインショッピングサイトやSNSなどでも広く利用されています。

インクリメンタルサーチの実装方法

インクリメンタルサーチを実装するには、JavaScriptを使うのが最も一般的な方法です。以下、逐次検索によるユーザビリティ向上の例を示します。

1. 検索窓に入力された値を監視する

まず、検索窓に入力された値を監視する必要があります。これは、JavaScriptのonkeyupイベントを使って実現できます。

const searchBox = document.getElementById('search-box');
searchBox.addEventListener('keyup', function() {
  // 検索窓に入力された値を取得する処理
});

2. 入力された値に応じて検索結果を表示する

次に、入力された値に応じて検索結果を表示する処理を書きます。ここでは、Ajaxを使ってリアルタイムに検索結果を取得し、表示する方法を紹介します。

const searchBox = document.getElementById('search-box');
searchBox.addEventListener('keyup', function() {
  const keyword = this.value;

  // Ajaxを使って検索結果を取得する処理
  const xhr = new XMLHttpRequest();
  xhr.open('GET', '/search?q=' + keyword);
  xhr.onload = function() {
    if (xhr.status === 200) {
      const results = JSON.parse(xhr.responseText);

      // 取得した検索結果を表示する処理
    }
  };
  xhr.send();
});

3. ユーザビリティを向上させるための工夫

最後に、ユーザビリティを向上させるための工夫を紹介します。

3-1. サジェスト機能の実装

検索窓に入力されたキーワードに対して、関連する単語やフレーズをサジェストする機能を実装することで、ユーザーが入力する手間を減らし、正しいキーワードを入力しやすくなります。

3-2. 特定の条件にマッチする場合は、検索結果をすぐに表示する

特定の条件(例えば、検索窓に入力されたキーワードが1文字の場合など)にマッチする場合は、検索結果をすぐに表示することで、ユーザーの待ち時間を減らし、スムーズな操作性を提供することができます。

まとめ

インクリメンタルサーチを実装することで、ユーザーがスムーズかつ正確に情報を検索できるようになります。JavaScriptを使って簡単に実装できるため、Webサイトやアプリケーションの開発において、ぜひ取り入れてみてください。

参考記事

  1. 参考サイト

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