LAND攻撃 ランド攻撃とは?ネットワークセキュリティの基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

LAND攻撃とは?

LAND攻撃は、DoS(Denial of Service)攻撃の一種で、TCP/IPプロトコルを利用して攻撃対象のサーバーに大量のパケットを送信し、リソースを消費させる攻撃手法です。

攻撃者は、偽装された送信元IPアドレスを用いて、攻撃対象のサーバーにSYNパケットを送信します。そして、対象サーバーが正常に応答すると、そのIPアドレスを送信元にしたSYNパケットを送り返します。攻撃者は、そのSYNパケットを受信するたびに、再びSYNパケットを送信し続けることで、正常な通信が不可能となる状態を引き起こします。

ランド攻撃を防ぐ方法

ランド攻撃を防ぐには、以下のような手法があります。

1. ファイアウォールの設置

ランド攻撃を含め、DoS攻撃を防ぐためには、ファイアウォールの設置が必要不可欠です。ファイアウォールは、外部からの不審なアクセスを遮断することができます。

2. パッチの適用

ランド攻撃は、古いTCP/IPスタックで発生しやすいという特徴があります。そのため、最新のセキュリティパッチを適用することで、ランド攻撃のリスクを減らすことができます。

3. ロードバランサの利用

ロードバランサは、複数のサーバーにトラフィックを分散させることができます。ランド攻撃によって一部のサーバーがダウンしても、他のサーバーが引き続きサービス提供を続けることができます。

まとめ

ランド攻撃は、TCP/IPプロトコルを利用したDoS攻撃の一種であり、対処法を知ることが重要です。ファイアウォールの適切な設置や、最新のセキュリティパッチの適用、ロードバランサの利用など、複数の手法を組み合わせることでランド攻撃に対するリスクを減らすことができます。

参考記事

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