Contents
ネットワーク負荷分散Windows NLBとは?その基本概念をわかりやすく解説する
NLBとは?
NLBとは、「Network Load Balancing」の略称です。Windows Serverに搭載された機能で、Webサイトやアプリケーションなどの負荷分散を行うことができます。
負荷分散とは何か?
負荷分散とは、複数のWebサーバーやアプリケーションサーバーにトラフィックを均等に分散することで、サービスの高可用性と高速化を実現する技術です。負荷がかかりすぎた場合でも、別のサーバーが負荷を分散し、応答速度を維持することができます。
Windows NLBの基本概念
Windows NLBは、複数のWebサーバーをクラスターとして構成し、負荷分散を行います。以下が基本的な概念です。
- ホスト – クラスター内のWebサーバーのことです。
- クラスターIPアドレス – クラスターに割り当てられたIPアドレスです。クライアント側はこのIPアドレスにアクセスし、負荷分散されたサーバーに接続します。
- ポートルール – クライアントからのアクセスに対して、どのホストに接続するかを判断するためのルールです。ホストの負荷状況に応じて、接続先を切り替えます。
- ハートビート – クラスター内のホスト同士が通信を行い、正常に稼働しているかを確認する仕組みです。
Windows NLBのメリット
Windows NLBのメリットは以下の通りです。
- 高可用性 – クラスター内のWebサーバーが故障した場合でも、別のホストに負荷を分散してサービスを継続することができます。
- スケーラビリティ – クライアントのアクセス負荷が増加した場合でも、複数のホストに負荷を分散することで処理能力を向上させることができます。
- 低コスト – Windows Serverに標準で搭載されているため、別途コストをかけることなく実装することができます。
以上が、ネットワーク負荷分散Windows NLBの基本的な概念とメリットです。Windows Serverを利用する場合は、Windows NLBを活用してWebサイトやアプリケーションの高速化と高可用性を実現しましょう。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版