電源投入時自己診断テスト POSTとは?コンピュータ起動の基本概念をわかりやすく解説

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電源投入時自己診断テスト POSTとは?コンピュータ起動の基本概念をわかりやすく解説

はじめに

コンピュータを起動するときに画面に表示される「POST」という言葉を見たことはありますか?POSTとは、電源投入時に自己診断テストを行う機能のことであり、コンピュータの正常動作のために欠かせないものです。本記事では、コンピュータ起動の基本概念であるPOSTについてわかりやすく解説します。

コンピュータの起動に必要なもの

コンピュータを起動するためには、次の3つの要素が必要です。

– 電源
– マザーボード
– CPU

これら3つが正常に機能しなければ、コンピュータは起動しません。特に、マザーボードは、CPUと各種デバイスを接続するための重要な役割を果たしているため、正常動作が求められます。

POSTの機能

さて、コンピュータ起動時にPOSTという言葉が表示されるのはなぜでしょうか?それは、コンピュータが起動する前に、内部の各種ハードウェアが正常に動作しているかを自動的にチェックするために、POSTが実行されるからです。POSTは、次のようなことを確認します。

– CPUが正しくセットされているか
– メモリが正常に動作しているか
– マザーボードが正しく機能しているか
– キーボードやマウスなど、周辺機器が正しく接続されているか

これらのチェックが正常に完了すると、コンピュータは起動します。もし、何らかの不具合がある場合には、エラーコードが表示されます。

POSTのエラーコード

POSTが実行された際に問題が発生した場合、エラーコードが表示されます。これは、問題の箇所を示すものであり、例えば、次のようなものがあります。

– CPUが見つからない場合:「No CPU Found」
– メモリが認識できない場合:「Memory Error」
– ビデオカードが認識できない場合:「No Video」

これらのエラーコードを見ることで、どの部分に問題があるかを特定することができます。

まとめ

コンピュータの起動には、電源、マザーボード、CPUの3つの要素が必要であり、これらが正常に動作しなければ起動しません。これらの要素が正常に動作しているかを確認するために、電源投入時には自己診断テストであるPOSTが実行されます。POSTは、不具合がある場合にはエラーコードを表示し、問題の箇所を特定することができます。

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