テラターム Tera Termとは? シリアル通信で役立つ基本概念を解説してみた

Explanation of IT Terms

テラタームとは?

テラタームは、Windows用のシリアル通信ソフトウェアの一つであり、フリーウェアである。コンピュータと機器、またはコンピュータとコンピュータ間での通信において、シリアル通信プロトコルを使用する場合に利用される。

シリアル通信とは?

シリアル通信とは、データ転送方式の一つで、1ビットずつ、順次送信する方式である。受信側は、送信側が送信したビットを順次受信し、データを復元する。シリアル通信は、パラレル通信に比べて配線が少なくて済むという利点がある。

テラタームの基本概念

ポート設定

Tera Termを初めて起動する場合、まずポート設定を行う必要がある。ポート設定で、通信に使用するCOMポート番号を指定する必要がある。COMポート番号は、機器の仕様書に記載されていることが多い。

ボーレート

ボーレートとは、通信速度を表すパラメータであり、秒間に転送されるビット数を示す。Tera Termでは、通常、9600bpsが使用されるが、通信相手の機器によっては、異なるボーレートを設定する必要がある場合がある。

フロー制御

フロー制御は、通信相手のデータ送信を制御するための機能であり、ファームウェアによって制御される。Tera Termでは、通常、RTS/CTSフロー制御が使用される。

文字コード設定

テラタームでは、送受信するデータの文字コードを指定することができる。通常、ASCIIコードが使用されるが、日本語などの文字を扱う場合は、JISコードやUnicodeなどの文字コードを指定する必要がある。

送受信

ポート設定が完了したら、Tera Termでデータの送受信が可能になる。Tera Termの送信機能では、キーボードから直接入力することができるほか、テキストファイルからデータを読み込むこともできる。受信機能では、Tera Term画面上に送信されたデータが表示される。

まとめ

今回は、テラタームとシリアル通信の基本概念について解説してみた。ポート設定やボーレート、フロー制御、文字コード設定などの基本的な設定方法を習得することで、シリアル通信に必要な知識を身につけることができるだろう。

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