DBMSとは?
DBMS(データベース管理システム)とは、大量のデータを効率的に管理するために設計されたソフトウェアです。データを効率的に保存、取得、更新、削除することができ、企業や組織において広く利用されています。DBMSには、主にリレーショナルデータベースシステムと非リレーショナルデータベースシステムの2種類があります。以下でそれぞれの種類の特徴について解説します。
リレーショナルデータベースシステム
リレーショナルデータベースシステムは、データを表形式(表と行と列)で管理します。SQL(Structured Query Language)と呼ばれる言語を使用して、データベース内の情報を操作します。主に、Microsoft SQL Server、Oracle Database、MySQL、PostgreSQLが代表的なリレーショナルデータベースシステムです。以下、それぞれの特徴を詳しく解説します。
- Microsoft SQL Server:マイクロソフトが提供するリレーショナルデータベースシステムで、主にWindows上で利用されます。スケーラビリティが高く、大量のデータを高速に処理することができます。
- Oracle Database:オラクルが提供するリレーショナルデータベースシステムで、企業の信頼性が高く、大規模なデータベースに向いています。
- MySQL:オープンソースのリレーショナルデータベースシステムで、Webサイトのデータ管理に適しています。世界的に広く利用されており、コストパフォーマンスに優れています。
- PostgreSQL:オープンソースのリレーショナルデータベースシステムで、高度な拡張性を持っています。また、データの信頼性が高く、セキュリティも強力です。
非リレーショナルデータベースシステム
非リレーショナルデータベースシステムは、リレーショナルデータベースシステムとは異なり、データを表形式ではなく、ドキュメントやキー・バリュー型、グラフ型などの形式で保存します。主に、MongoDB、Cassandra、Amazon DynamoDBが代表的な非リレーショナルデータベースシステムです。以下、それぞれの特徴を詳しく解説します。
- MongoDB:オープンソースの非リレーショナルデータベースシステムで、JSON形式のドキュメントを使用してデータを管理します。WebアプリケーションやIoTアプリケーションに向いています。
- Cassandra:オープンソースの非リレーショナルデータベースシステムで、分散型のデータベースとして高いスケーラビリティを持っています。大量のデータを高速に処理することができます。
- Amazon DynamoDB:AWSが提供する非リレーショナルデータベースシステムで、スケーラビリティに優れ、可用性や耐久性にも配慮されています。
以上が、DBMSの種類と特徴についての解説です。これらの情報を参考に、自社のデータ管理システムを選択する際の参考にしてみてください。
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