コマンドライン引数とは?プログラム実行時のオプション設定

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コマンドライン引数とは?プログラム実行時のオプション設定

はじめに

コマンドライン引数とは、プログラムを実行する際にコマンドラインから渡される引数のことです。プログラムの動作に影響を与えたり、実行時のオプションを設定するために用いられます。

コマンドライン引数の使い方

プログラムの実行時に、コマンドラインから引数を渡すことで、プログラムの動作をカスタマイズすることができます。例えば、以下のように引数を渡すことで、プログラムの実行時にオプションを指定することができます。

“`
$ python my_program.py -a option1 -b option2
“`

上記の例では、`-a` と `-b` というオプションにそれぞれ `option1` と `option2` という引数が渡されています。プログラム内では、`sys.argv` というリストに引数が格納されるため、プログラム内で引数を利用することができます。

コマンドライン引数の例

以下は、Pythonでコマンドライン引数を利用する例です。

“`python
import sys

if __name__ == ‘__main__’:
args = sys.argv
print(‘args count:’, len(args))
for i, arg in enumerate(args):
print(‘arg[‘ + str(i) + ‘] = ‘ + arg)
“`

上記のプログラムを実行する際に、以下のように引数を指定することができます。

“`
$ python sample.py arg1 arg2 arg3
“`

実行結果は以下のようになります。

“`
args count: 4
arg[0] = sample.py
arg[1] = arg1
arg[2] = arg2
arg[3] = arg3
“`

注意点

コマンドライン引数は、プログラムのセキュリティに影響を与える可能性があるため、慎重に扱う必要があります。例えば、ユーザーからの入力をそのまま引数で渡さないように注意する必要があります。

また、コマンドライン引数は、プログラムのデバッグに役立つことがありますが、プログラムの実行時に必要な情報を引数で渡すことは、実装が煩雑になったり、メンテナンス性が低下したりすることがあるため、適切に利用するようにしましょう。

まとめ

コマンドライン引数は、プログラム実行時にオプションを設定するために用いられます。プログラム内では、`sys.argv` というリストに引数が格納されるため、プログラム内で引数を利用することができます。しかし、セキュリティに注意し、適切に利用するようにしましょう。

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