デフォルトゲートウェイとラストリゾートゲートウェイ
ネットワークにおいて、デフォルトゲートウェイとラストリゾートゲートウェイは重要な役割を果たします。まずはそれぞれの役割について解説していきましょう。
デフォルトゲートウェイ
デフォルトゲートウェイとは、パケットを外部ネットワークへ転送するための経路情報を持ったネットワーク機器のことです。具体的には、パケットの送信先が自分のネットワーク内に存在しない場合、デフォルトゲートウェイがパケットを外部ネットワークへ送信するための経路情報を提供します。つまり、インターネットに接続する場合、ルーターなどがデフォルトゲートウェイの役割を担います。
ラストリゾートゲートウェイ
ラストリゾートゲートウェイとは、ネットワーク内で発生したトラフィックを転送できる最後の手段を持つルーターのことです。通常、ネットワーク内に複数のルーターが存在し、デフォルトゲートウェイ以外にも複数の経路が存在しますが、すべての経路が正常に動作しなくなった場合に、ラストリゾートゲートウェイがトラフィックを転送することで、通信を維持することができます。
ネットワークの基本概念
ネットワークの基本概念として、IPアドレスとサブネットマスクについて解説していきましょう。
IPアドレス
IPアドレスとは、インターネット上で通信を行うために必要な識別子のことです。IPv4では、32ビットの数値で表され、ドットで区切られた4つの数値で表現されます。例えば、192.168.0.1というIPアドレスは、ネットワーク上で個別に識別される番号として使用されます。
サブネットマスク
サブネットマスクとは、IPアドレスをネットワーク部分とホスト部分に分けるために使用される値です。サブネットマスクは、通常、IPアドレスと同様にドットで区切られた4つの数値で表現されます。例えば、255.255.255.0というサブネットマスクは、IPアドレスの前24ビットがネットワーク部分、残りの8ビットがホスト部分を表すことを示します。
以上が、デフォルトゲートウェイとラストリゾートゲートウェイ、およびネットワークの基本概念であるIPアドレスとサブネットマスクについての解説です。これらの概念をしっかりと理解することで、より深いネットワーク知識を身につけることができます。
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