デフォルト値・既定値とは?設定やプログラミングの基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

デフォルト値・既定値とは?

「デフォルト値(default value)」または「既定値(default setting)」とは、設定やプログラムにおいて、値が指定されていない場合に適用される値のことを指します。つまり、何も指定されていない場合には、このデフォルト値が適用されるわけです。

例えば、あるWebサイトのログイン画面で「ログインID」や「パスワード」を入力する欄がある場合、ユーザーが何も入力しなかった場合には、デフォルト値としてログインIDもしくはパスワードが未入力であるとして扱われます。また、新しく設置するPCにOSをインストールする際にも、既定値として指定された言語や時間帯、キーボード配列などが自動的に設定されます。

デフォルト値と既定値の設定方法

デフォルト値や既定値の設定は、多くの場合、設定ファイルやプログラムのコードを編集することで変更できます。

設定ファイルの場合、一般的にはキー=値の形式で設定が記述されており、値の部分を変更することでデフォルト値を変更します。プログラムのコードの場合は、変数にデフォルト値を代入することで設定します。また、プログラム中で定義された関数やメソッドの引数にも、デフォルト値を指定することができます。

デフォルト値・既定値の利点

デフォルト値・既定値の採用によって、多くの場合、ユーザーの手間やプログラムの可読性が向上します。例えば、ユーザーが何も入力しない場合に自動的にデフォルト値が採用されるため、ユーザーはログインIDやパスワードを入力する手間が省けるわけです。

また、プログラムにおいても、引数に既定値を指定することで、関数やメソッドの呼び出し時に引数を省略することができ、プログラムの可読性が向上します。既定値を指定しておくことで、引数の指定が必要な場合には明示的に指定するため、プログラム全体のロジックがわかりやすくなるという利点があります。

以上が、「デフォルト値・既定値とは?」についての簡単な解説です。デフォルト値・既定値は、設定やプログラムにおいて非常に重要な概念であり、幅広い分野で活用されています。

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