Contents
ドットインパクトプリンタとインパクトプリンタとは？印刷技術の基本概念をわかりやすく解説
ドットインパクトプリンタとは？
ドットインパクトプリンタとは、文字や画像を印字するためのプリンターの一種です。インクジェットプリンターやレーザープリンターに比べ、古くから使用されている印刷技術です。ドットインパクトプリンタは、文字や画像を印字するために、プリントヘッド内部にある鋼製の針(ニードル)をインクリボンに押し付け、紙に文字や画像を印字する仕組みです。このため、印字される文字や画像が重厚感があるのが特徴です。
インパクトプリンタとは？
インパクトプリンタとは、文字や画像を印字するためのプリンターの一種で、ドットインパクトプリンタを含んだ総称です。つまり、ニードルによる印刷方式を採用しているプリンター全般を指します。印字にはインクリボンを使用することが一般的で、プリンターヘッドが左右に動いて、印字する位置を調整する機構を持つことが多いです。インクジェットプリンターのように、インクを紙に直接スプレーする方式と異なり、印字面に針が直接触れることから、インクジェットプリンターに比べて印字面にダメージが少なく、耐久性が高いのが特徴です。
ドットインパクトプリンタとインパクトプリンターの違いは？
ドットインパクトプリンタとインパクトプリンタの違いは、主に印字方式にあります。ドットインパクトプリンタは、プリントヘッド内部にある針を紙に直接押し付けて印字する方式で、針の打撃によって文字や画像を形成します。一方、インパクトプリンタは、針の代わりにホイール状の印字体(フォントホイール)を使用して、文字や画像を印字します。印字体は、ホイール上に装着された文字盤から選択でき、印字する文字にあわせてホイールが回転して位置調整を行います。針による印字方式と比べ、フォントホイールによる方式は印字速度が速く、また、文字の種類を変更することも容易です。ただし、ドットインパクトプリンタに比べて印字速度は劣り、また、印字面の品質も低いのが欠点です。
以上が、ドットインパクトプリンタとインパクトプリンタの基本的な説明になります。インクジェットプリンターやレーザープリンターなどに比べ、特有の重厚感がある印字面や、針やフォントホイールの構造など、印刷技術の歴史を感じることができるプリンターです。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版