2バイト文字・ダブルバイト文字とは?
コンピュータ内で扱われる文字には、1バイトで表現される文字と2バイトで表現される文字があります。1バイト文字は、英数字や記号など、日常的に使用される文字が該当します。一方で、2バイト文字は、主に日本語を含むマルチバイト文字と呼ばれる文字です。
日本語では、ひらがなやカタカナ、漢字などが2バイト文字として扱われます。このような2バイト文字を扱う場合、文字コードが必要になってきます。そのため、コンピュータ内で文字を扱う際には、文字コードを使って文字を表現することが一般的です。
文字コードとは?
文字コードとは、文字をある数値やビット列に対応付けることで、コンピュータ内で扱えるようにするための仕組みです。すなわち、文字コードは文字とコンピュータ内で扱うための数値やビット列を対応させたものとなります。
文字コードには、ASCIIコードやUTF-8コードがあります。ASCIIコードは、1バイト文字しか扱えないため、2バイト文字である日本語を扱うことはできません。そのため、日本語を扱う際には、2バイト文字に対応した日本語向けの文字コードが必要になってきます。
日本語向け文字コードについて
日本語向けの文字コードには、主にJISコード、Shift_JISコード、EUCコード、UTF-8コードがあります。JISコードは、日本語のみを扱う特化型の文字コードで、2バイト文字も含めた文字を表現することができます。Shift_JISコードは、Windowsで広く使われる文字コードで、日本語の2バイト文字や英数字、記号などを表現することができます。
EUCコードは、UNIX系OSで使用される文字コードで、日本語文字を1バイトまたは2バイトで表現することができます。UTF-8コードは、現在広く使用されている文字コードで、1バイトから4バイトまでの可変長のバイト数で文字を表現することができます。UTF-8コードは、日本語だけでなく、世界各国の言語を扱うことができるため、より汎用性が高くなっています。
まとめ
2バイト文字・ダブルバイト文字は、主に日本語を含むマルチバイト文字であり、コンピュータ内で扱う場合には文字コードが必要になってきます。日本語を扱う場合には、日本語向けの文字コードを使用することが必要であり、JISコード、Shift_JISコード、EUCコード、UTF-8コードなどがあることを紹介しました。正しい文字コードを選択することで、文字化けや文字化け防止など、文字コードに関するトラブルを回避することができます。
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