ERDとは? – ER図の基本概念と応用

Explanation of IT Terms

ERDとは?

ERDとは、「Entity-Relationship Diagram」の略称であり、データベースの設計で使用されるER図の一種です。ERDは、データベースにおける各種データの関係性を図示化することで、システムの正確な設計に役立つツールとして利用されます。 ERDは、各種エンティティ(表)とその間の関係性を図示することで、データベースの様々な要素を視覚的に表現します。

ERDの基本概念

ERDの基本概念は、エンティティ、属性、関係、カーディナリティで構成されています。

エンティティ

エンティティとは、データベースの中に存在する人や物、概念などの実体を表すものです。例えば、従業員、商品、顧客などがエンティティとなります。

属性

属性とは、エンティティが持つ情報のことを指します。例えば、従業員の属性には、氏名、生年月日、住所などが挙げられます。

関係

関係とは、複数のエンティティ間に存在する結びつきのことを指します。例えば、従業員と部署の間には、1人の従業員が1つの部署に所属する、という関係があります。

カーディナリティ

カーディナリティとは、エンティティ間の関係性において、それぞれのエンティティが持つデータの数を表現する指標のことを指します。例えば、「1対1」、「1対多」、「多対多」がカーディナリティとなります。

ERDの応用

ERDは、データベース設計において非常に重要な役割を担っています。ERDを作成することで、データベース内のデータの流れや関係性を理解しやすくなり、システムの設計においても役立ちます。また、ERDはデータベースの保守や修正時にも重要な役割を果たします。ERDを理解することで、より正確かつ迅速なバグ修正や仕様変更が可能となります。

以上が、ERDの基本概念と応用についての解説です。データベースの設計に興味のある方は、ぜひERDについて学んでみてください。

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参考サイト

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