LOB Large Objectとは?データベースで扱う巨大なデータの基本概念を解説

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LOB Large Objectとは?

LOB Large Objectとは、データベースにおいて扱われる巨大なデータを表す用語である。LOBは、画像、音声、映像、PDFなどのような大きなデータを指し、通常のデータよりもはるかに大きな容量を占める。LOBの扱いには、通常のデータとは異なる方法が必要となる。

LOBの種類

LOBには、以下の3つの種類がある。

  • バイナリ型LOB(BLOB)
  • 文字型LOB(CLOB)
  • XML型LOB(XLOB)
  • BLOBは、バイナリデータ(画像や音声など)を扱うためのLOBである。BLOB型は、RAW型と異なり、最大最小サイズを設定することができるため、データベースの性能や空き容量に合わせて適切に設定する必要がある。
  • CLOBは、文字データ(テキストファイルなど)を扱うためのLOBであり、BLOBと同じように最大最小サイズを設定することができる。
  • XLOBは、XMLデータを扱うためのLOBである。XMLデータは、構造化されたデータであるため、通常のテキストデータよりも複雑で、そのデータ構造に合わせた取り扱いが必要となる。

LOBの特徴と注意点

LOBデータは、通常のデータとは異なり、容量が大きいため、データベースの容量に影響を与えることがある。また、LOBには、一般的なデータ型よりも多くのストレージスペースとメモリが必要であるため、パフォーマンスの問題が生じることがある。LOBを適切に扱うためには、適切な設定や最適化が必要となる。

また、LOBデータは、テーブル内のその他の列とは異なり、一部のデータベースでは、特別なストレージルールが適用されることがある。LOBデータの取り扱いには、データベースによって異なる制限が存在するため、そのデータベースの仕様に応じた設計が必要である。

まとめ

LOB Large Objectは、通常のデータとは異なる巨大なデータを表す用語であり、バイナリ型LOB、文字型LOB、XML型LOBの3種類がある。LOBデータの扱いには、適切な設定や最適化が必要であり、データベースによって異なる制限が存在するため、そのデータベースの仕様に応じた設計が必要である。

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