long long型とlong long int型とは?C++の巨大整数表現の基本概念を分かりやすく解説

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long long型とlong long int型とは?C++の巨大整数表現の基本概念を分かりやすく解説

long long型とは?

C++では、整数を表現するためのデータ型としてint型、long型、long long型が存在します。long long型は、int型やlong型よりも大きな値を扱えるデータ型です。具体的には、int型は32ビット、long型は32ビットまたは64ビット、long long型は64ビットで表現されます。

long long int型とは?

long long型と同様に、long long int型も64ビットで表現される整数型です。ただし、C++の標準規格では、long long型とlong long int型は同じ意味を持っており、どちらを使用しても構いません。したがって、long long int型という表現が使用されることはあまりありません。

巨大整数とは?

C++の基本的な整数型(int型、long型、long long型)で扱える最大値は決まっています。たとえば、int型の場合、-2147483648から2147483647までの値を表現することができます。しかし、より大きな値を扱いたい場合には、巨大整数を扱う必要があります。巨大整数とは、通常の整数型で表現できる範囲を超えた大きな値を表現するための仕組みです。

巨大整数を扱う方法

巨大整数を扱うためのライブラリとして、Boost C++ライブラリ、GMP(GNU Multiple Precision Arithmetic Library)、NTL(Number Theory Library)などがあります。これらのライブラリを使うことで、通常の整数型では扱えないような非常に大きな値を扱うことができます。ただし、これらのライブラリを使ったプログラムは、通常の整数型を使ったプログラムよりも複雑になる傾向があります。

まとめ

long long型やlong型を使用することで、int型では表現できない範囲の値を扱うことができます。また、巨大整数を扱うためには、ライブラリを使用する必要があります。巨大整数を扱うプログラムを作成する際には、プログラマーがコンピュータの動作原理について理解していることが重要です。

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