機種依存文字(環境依存文字)とは?
機種依存文字とは、特定の環境でのみ表示される文字のことです。これは、文字コードの互換性の問題やフォントの違いによる表示の違いなどが原因で起こります。機種依存文字は、特定のプラットフォームやOS、ブラウザなどの環境に依存し、異なる環境で表示すると文字化けや□のような表示になってしまうことがあります。
機種依存文字の例
日本語の漢字に使われる「畑」の字は、Unicodeの標準文字コードであるUTF-8では3バイトで表現されます。一方で、Shift_JISで表現する場合には、畑の字は2バイトで表現されます。このように、文字コードの表現方法の違いによって、同じ文字でも表示されるバイト数が異なるため、機種依存文字となります。
また、絵文字も機種依存文字の一種です。絵文字はUnicodeで規定された文字コードに基づいていますが、異なるプラットフォームやOS、ブラウザなどで絵文字のデザインが異なることがあります。さらに、一部の絵文字は特定のバージョンのOSやブラウザでしか表示されないため、機種依存文字となっています。
機種依存文字の解決方法
機種依存文字を使わないことが一番の解決策です。しかし、企業や団体によっては、ブランドロゴや特定の文字などを機種依存文字で表現したい場合もあります。その場合には、以下のような対策が考えられます。
- Unicodeの標準文字コードに準拠する
- 環境によらず、同じフォントを使う
- 画像として表現する
これらの方法を使うことで、機種依存文字の問題を解決することができます。ただし、Unicodeの標準文字コードに準拠する場合でも、一部の文字は異なる環境で異なる表示になる場合があります。そのため、可能であれば、機種依存文字を使わないようにすることが望ましいです。
まとめ
機種依存文字は、特定の環境でのみ表示される文字のことであり、文字コードの互換性の問題やフォントの違いによって起こります。Unicodeの標準文字コードに準拠する、環境によらず同じフォントを使う、画像として表現するなどの方法を使うことで、機種依存文字の問題を解決することができます。
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