メンバ変数とデータメンバとは?プログラミングの基本概念をわかりやすく解説
はじめに
プログラミングにおいて、オブジェクト指向プログラミングを行う上で欠かせないのが『メンバ変数』と『データメンバ』です。この記事では、その二つについて解説していきます。
メンバ変数とは?
メンバ変数とは、クラス内において変数を宣言するためのものです。インスタンスごとに異なる値を持つことができ、オブジェクト指向言語では必ずと言っていいほど使われます。例えば、以下のようなクラスがあったとします。
“`
class Person{
public:
std::string name;
int age;
};
“`
上記の例は、Personクラスにおいて、nameとageをメンバ変数として定義しています。このようにメンバ変数を定義することで、インスタンスごとに異なる値を保持することができます。
データメンバとは?
データメンバとは、メンバ変数の一種で、クラス内で扱うデータを保持する変数です。クラス内でのみアクセス可能であり、通常はprivate指定されます。このため、クラス外からはアクセスできないため、データの安全性を確保することができます。以下の例を見てみましょう。
“`
class Person{
private:
std::string name; //データメンバ
int age; //データメンバ
public:
std::string getName(); //nameを返す関数
int getAge(); //ageを返す関数
};
“`
上記の例では、nameとageをデータメンバとして定義しています。また、getName()関数とgetAge()関数を定義することで、データメンバをクラス外から安全に取得することができるようになります。
まとめ
本記事では、メンバ変数とデータメンバについて解説してきました。メンバ変数はインスタンスごとに異なる値を保持するための変数であり、データメンバはクラス内で扱うデータを保持するための変数です。オブジェクト指向プログラミングを学ぶ上で、基本的な概念であるため、しっかりと理解しておくことが重要です。
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