プリコンパイラとプリプロセッサとは?コンピュータプログラミングの基本概念をわかりやすく解説

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プリコンパイラとプリプロセッサとは?コンピュータプログラミングの基本概念をわかりやすく解説

プログラミングを学習していると、プリコンパイラとプリプロセッサという言葉をよく聞くことがあります。これらは、プログラムをコンパイルする際に用いられるツールです。

プリコンパイラとは?

プリコンパイラは、コンパイル前に実行されるプログラムです。コンパイルに際して、プログラムのソースコードを解析し、構文エラーや実行時エラーをチェックします。また、コンパイルされたプログラムが動作するプラットフォームに合わせて、プログラムを最適化することができます。

例えば、C言語においてプリコンパイラは、ヘッダーファイルの展開やマクロの展開を行います。これにより、プログラムのコンパイルを高速化し、実行速度を向上させることができます。

プリプロセッサとは?

プリプロセッサは、プログラムのソースコードを変形するために用いられるツールです。プリプロセッサを使用することで、ソースコード内のマクロや条件付きコンパイルを実現することができます。

例えば、C言語においてプリプロセッサは、#define命令によりマクロを定義することができます。これにより、プログラム内で一度定義したマクロを複数回使用することができます。また、#ifdef命令により、ある条件が成立した場合にのみソースコードをコンパイルすることができます。

まとめ

プリコンパイラとプリプロセッサは、プログラムをコンパイルする際に用いられるツールです。プリコンパイラは、プログラムを解析し、構文エラーや実行時エラーをチェックするとともに、プログラムを最適化することができます。プリプロセッサは、プログラムのソースコードを変形することを目的としています。プリプロセッサを用いることで、ソースコード内のマクロや条件付きコンパイルを実現することができます。

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