セッションBeanとは？EJBの基本概念について解説する。
セッションBeanとは？
セッションBeanは、Java EEの1つの仕様であるEJB（Enterprise Java Beans）において、クライアントとの通信のためのオブジェクトです。セッションBeanは、クライアントと対話するアプリケーションコンポーネントであり、データを保存し、クライアントに応答する機能を持っています。
EJBとは？
EJBとは、Java EEのAPIの1つであり、分散コンピューティングにおけるアプリケーション開発を容易にするために設計された、Javaの企業向けアプリケーション開発フレームワークです。
セッションBeanの種類
セッションBeanには大きく分けて3つの種類があります。
1. Stateful Session Bean（ステートフルセッションBean）
– クライアントに対して状態を維持するBeanです。
– クライアントとBeanの間にセッションが確立されます。
– クライアントがセッションを終了すると、Beanの状態も消滅します。
2. Stateless Session Bean（ステートレスセッションBean）
– クライアントとのやりとりで状態を維持しないBeanです。
– クライアントとBeanの間にセッションは確立されません。
– クライアントがセッションを終了しても、Beanの状態は保持されます。
3. Singleton Session Bean（シングルトンセッションBean）
– Beanのインスタンスが1つしかないBeanです。
– クライアントとBeanの間にセッションは確立されません。
– Beanの状態は、アプリケーションが終了するまで維持されます。
セッションBeanの利点
セッションBeanの利点は以下のとおりです。
– クライアントとサーバー間の通信を簡素化することができる。
– セッションBeanは、再利用が可能であり、コードの再利用性を高めることができる。
– EJBコンテナにより、セキュリティやトランザクション処理などの面倒な処理を自動的に実行してくれる。
まとめ
以上が、セッションBeanの基本概念についての解説でした。EJBを使ったアプリケーション開発において、セッションBeanは非常に重要な役割を果たしています。この記事を参考に、セッションBeanを使ったアプリケーション開発にチャレンジしてみてください。
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