VARBINARY型・BINARY VARYING型とは?データベースの基本概念と実用例を解説

Explanation of IT Terms

VARBINARY型・BINARY VARYING型とは?データベースの基本概念と実用例を解説

データベースにおいて、データの型は非常に重要な役割を果たします。特に、バイナリ型のデータ(音声データや画像ファイルなど)を扱う場合には、適切なデータ型を選択することが必要不可欠です。

VARBINARY型とは?

VARBINARY型は、可変長のバイナリデータを格納するために使用されるデータ型です。VARBINARY型は、データベース内のバイナリデータを効率的に格納することができます。また、VARBINARY型の利点は、格納されたデータの長さが可変的であるため、ストレージを節約することができることです。

例えば、以下のコードでVARBINARY型のカラムを作成することができます。

“`
CREATE TABLE ImageTable
(
ImageID INT PRIMARY KEY,
ImageData VARBINARY(MAX)
)
“`

上記の例では、ImageTableというテーブルを作成し、ImageIDというINT型のプライマリキーとImageDataというVARBINARY型のカラムを作成しています。VARBINARY(MAX)は、任意の長さのバイナリデータを格納するための型指定子です。

BINARY VARYING型とは?

BINARY VARYING型は、VARBINARY型と同様に可変長のバイナリデータを格納するために使用されます。ただし、BINARY VARYING型は、VARBINARY型とは異なり、固定長のバイナリデータを格納することができます。

以下のコードでBINARY VARYING型のカラムを作成することができます。

“`
CREATE TABLE SoundTable
(
SoundID INT PRIMARY KEY,
SoundData BINARY VARYING(100)
)
“`

上記の例では、SoundTableというテーブルを作成し、SoundIDというINT型のプライマリキーとSoundDataというBINARY VARYING型のカラムを作成しています。BINARY VARYING(100)は、100バイト分の固定長のバイナリデータを格納するための型指定子です。

実用例

VARBINARY型やBINARY VARYING型は、音声データや画像ファイルといったバイナリデータを効率的に格納するために使用されます。また、セキュリティ上の理由から、パスワードやクレジットカード情報などの機密データを格納する場合にも、これらの型を使用することが一般的です。

例えば、以下のようなコードでパスワードを格納することができます。

“`
CREATE TABLE UserTable
(
UserID INT PRIMARY KEY,
UserName VARCHAR(50),
Password VARBINARY(50)
)
“`

上記の例では、UserTableというテーブルを作成し、UserIDというINT型のプライマリキー、UserNameというVARCHAR型のカラム、PasswordというVARBINARY型のカラムを作成しています。

以上のように、VARBINARY型とBINARY VARYING型は、バイナリデータの格納に欠かせないデータ型です。データベースを構築する際には、適切なデータ型を選択することが重要です。

参考記事

参考サイト

合わせて読みたい

【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版