3NFとは?
3NF(スリーノーマルフォーム)は、関係データベース設計における基本概念の1つで、データの冗長性を排除することを目的としています。データベースには、様々な種類のデータが格納されますが、それらのデータを適切に整理することが、効率的なデータの検索や更新に繋がります。
1NF(ファーストノーマルフォーム)
まず、3NFを理解するためには、1NF(ファーストノーマルフォーム)が何であるかを把握する必要があります。1NFとは、テーブルの中で、重複のない単一の値が1つのカラムに格納されるようにすることです。例えば、1つのカラムに「東京都」や「千葉県」といった複数の値を格納することは、1NFに違反することになります。
2NF(セカンドノーマルフォーム)
2NF(セカンドノーマルフォーム)は、1NFを満たしているのにもかかわらず、テーブル内に冗長なデータが存在する場合に適用されます。2NFでは、複数のカラムを持つテーブルにおいて、主キーに関係のないカラムを別のテーブルに分離することが求められます。これにより、データベース内に重複したデータが存在しなくなり、データの正確性が保たれます。
3NF(スリーノーマルフォーム)
最後に、3NF(スリーノーマルフォーム)は、2NFを満たしているのにもかかわらず、テーブル内に依存関係がある場合に適用されます。つまり、あるカラムの値が別のカラムの値に依存している場合、それらのカラムを別々のテーブルに分割することが必要です。これにより、データの更新や削除などがより容易になり、データの整合性が保たれます。
まとめ
3NFは、データベース設計における基本的な概念の1つであり、データの冗長性を排除することでデータベースのパフォーマンスを向上させることができます。1NF、2NF、3NFの順に適用していくことで、より効率的で整合性のとれたデータベースを構築することができます。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版