4バイトAS番号とは?インターネットルーティングの基本概念をわかりやすく解説

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4バイトAS番号とは?インターネットルーティングの基本概念をわかりやすく解説

インターネットルーティングにおいて、AS番号は非常に重要な役割を担っています。AS番号とは、自治システム(AS)を一意に特定するために、BGP(Border Gateway Protocol)で使用される識別子のことです。

今回は、そのAS番号のうち、4バイトAS番号について解説していきます。

4バイトAS番号とは?

従来のAS番号は、2バイトの数値で表現されていました。しかし、インターネットの拡大に伴い、2バイトでは不十分になってきました。そこで、2010年にRFC(Request for Comments)の形で4バイトAS番号が制定され、使用が開始されました。

4バイトAS番号は、65536から4294967295までの範囲の数値で表現されます。これにより、より多くのAS番号を払い出すことが可能になり、インターネットの成長に対応することができました。

4バイトAS番号の利点

4バイトAS番号の利点は、その数値の範囲が広いことに加え、BGPの拡張による対応が可能になる点にあります。

たとえば、IPv6が普及することで、インターネット上のものがさらに増えるようになると、IPv4では対応しきれない問題が生じてくる可能性があります。しかし、4バイトAS番号を使用することで、これらの問題にも対応することができます。

まとめ

インターネットルーティングにおいて、AS番号は非常に重要な役割を担っています。4バイトAS番号は、従来の2バイトAS番号に比べ、より多くのAS番号を払い出すことができ、今後インターネットが拡大することにも対応可能です。

以上が、4バイトAS番号の基本的な解説です。インターネットにおいて最も基本的な概念ですが、意外に知らない人も多いかもしれません。ぜひ、この記事を読んで、AS番号について理解を深めてください。

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