ビットマップ画像(bitmap image)とは?デジタル画像の基本概念をわかりやすく解説

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ビットマップ画像とは?デジタル画像の基本概念をわかりやすく解説

ビットマップ画像とは?

ビットマップ画像とは、画像を構成するピクセル(画素)の情報を1つずつ保存する画像ファイルのことを指します。各ピクセルは2進数のビットで表現され、1つのピクセルの情報を保持するために必要なビット数が画素の深さと呼ばれます。例えば、1ビットの場合は白か黒かの情報しか保持できませんが、8ビットの場合は256階調のグレースケール画像、24ビットの場合は1677万色のカラー画像を表現できます。

ビットマップ画像の特徴

ビットマップ画像の最大の特徴は、高画質の表現が可能であることです。画像を構成するピクセル数を増やすことで、より滑らかなグラデーションや細かな模様表現ができます。また、ピクセル情報を1つずつ保存するため、編集や加工が容易である点も利点の一つです。

一方で、ファイルサイズが大きくなりやすいため、ウェブ上での表示には向きません。また、拡大表示をすると画質が悪くなってしまい、縮小表示をすると細かい表現が失われるという欠点もあります。

ビットマップ画像の種類

ビットマップ画像には、以下のような種類があります。

  • モノクロ画像:ピクセル情報が1ビットで、白と黒の2色の表現しかできない画像
  • グレースケール画像:ピクセル情報が8ビットで、256階調のグレースケールで表現される画像
  • カラー画像:ピクセル情報が24ビットで、1677万色のカラーで表現される画像
  • インデックスカラー画像:ピクセル情報が8ビット以下で、パレットと呼ばれる色情報の集合で表現される画像

まとめ

ビットマップ画像は画像を構成するピクセル情報を1つずつ保存するため、高画質な表現が可能で編集や加工が容易です。しかし、ファイルサイズが大きく、拡大表示では画質が悪化するため、ウェブ上での表示には不向きです。各種画像ファイル形式にも対応しているため、用途に合わせた適切な形式を選択することが重要です。

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