キャラクターセットとは?コンピュータで扱う文字の種類について
プログラミングやWeb制作を行う上で避けて通れないのが、「文字コード」と「文字セット」の理解です。文字コードは文字をコンピュータが理解できるように2進数に変換する方式を表し、文字セットはその方式で扱える文字の種類を規定するものです。
特に、Web制作においては様々な文字セットが存在し、その違いによって文字化けや文字表示の乱れなどに悩まされることがあります。本記事では、特に代表的な文字セットの一つである「キャラクターセット」について解説します。
キャラクターセットとは?
キャラクターセットとは、コンピュータが扱うことのできる文字の種類を定義したものです。ASCII文字、ひらがな、カタカナ、漢字、各種記号、アルファベットなど、様々な文字をコンピュータで扱えるように定められています。
ASCII文字は8ビットで表現されるため、128種類の文字しか取り扱えませんでしたが、後に16ビットから32ビットの文字セットが開発され、より多様な文字の表現が可能になりました。
代表的なキャラクターセット
代表的なキャラクターセットとしては、以下のようなものがあります。
- ASCII
- ISO-8859
- Shift_JIS
- EUC-JP
- UTF-8
- UTF-16
- UTF-32
ASCIIは、アルファベットや数字、記号などの基本的な文字セットです。一方、ISO-8859はASCIIの拡張版で、ヨーロッパ各国の言語に対応した文字セットです。
Shift_JISとEUC-JPは、日本語の文字セットで、それぞれWindowsやUnix系のOSでよく使われています。UTF-8は世界的に使われる文字コードで、日本語も含めた様々な言語に対応しています。
UTF-16とUTF-32は、Unicodeを採用した文字セットで、より多様な文字を扱うことができます。
まとめ
本記事では、コンピュータで扱う文字の種類を定義する「キャラクターセット」について解説しました。様々な文字セットが存在し、Web制作においては文字化けの原因にもなるため、適切なキャラクターセットを選択することが重要です。
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