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クラス図とは?- UMLで用いられる、クラスの関係を示す図
クラス図は、UML(Unified Modeling Language)と呼ばれるソフトウェア開発の設計言語の一部であり、クラスとその関係を示す図です。UMLは、設計段階で必要な情報を共有し、プロジェクトの進捗をスムーズにするために開発されました。
クラス図は、クラスやオブジェクトの間の関係を図示することができます。クラスは、プログラムで作成されるオブジェクトの設計図であり、それぞれのクラスはプロパティとメソッドを持ちます。クラス図は、クラスの構造をビジュアル化し、ソフトウェア開発における設計やコミュニケーションを助けます。
クラス図で表現される関係の種類には、以下のものがあります。
1. 継承関係(Inheritance)
継承関係は、クラス間で階層構造を形成することができます。親クラスから子クラスにメソッドやプロパティを引き継ぐことができます。継承関係は「is-a」の関係と表現されます。
2. 集約関係(Aggregation)
集約関係は、部分的な関連を表します。複数のクラスから構成されるシステムを表す際に使用されます。集約関係は「has-a」の関係と表現されます。
3. 関連関係(Association)
関連関係は、クラス間の接続を表します。関連の強さや方向性を示すことができます。関連関係は、「uses-a」の関係と表現されます。
4. 依存関係(Dependency)
依存関係は、あるクラスが別のクラスに依存することを表します。例えば、オブジェクトを生成するために必要なクラスが依存するクラスになります。依存関係は、ダッシュ線で表現されます。
以上が、クラス図における主な関係の種類です。クラス図は、オブジェクト指向プログラミングにおける基本的な概念の1つであり、ソフトウェア開発において必須の知識となっています。
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