関数型言語(functional language)とは?関数を基本構造としたプログラミング言語

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関数型言語とは?

関数型言語は、関数を基本構造としたプログラミング言語の一部です。従来の手続き型言語やオブジェクト指向言語では、変数という概念が引き継がれ、変数に値を格納することでプログラムが実行されていました。しかし、関数型言語では、変数という概念を排除し、代わりに関数を利用してプログラムを記述します。

関数型言語の特徴

関数型言語は、複数の特徴を備えています。その中でも代表的な特徴は以下の通りです。

1. 関数の再利用性が高い

関数型言語では、一度定義した関数を再利用することができます。そのため、同じ機能を持つプログラムを複数回記述する必要がなくなり、プログラムの生産性が向上します。

2. 副作用がない

従来の言語では、関数の実行中に変数の値を変更することができました。しかし、関数型言語では、副作用を排除することでプログラムの安全性を高めることができます。

3. 並列処理が容易

関数型言語では、関数同士が独立しているため、複数のCPUでプログラムを実行することができます。そのため、並列処理に優れ、高速なプログラムの実行が可能になります。

関数型言語の代表例

関数型言語の代表的な言語には、Haskell、Erlang、Scalaなどがあります。これらの言語は、それぞれ特徴的な機能を持ち、多数のプログラマーに利用されています。

まとめ

関数型言語は、関数を基本構造としたプログラミング言語であり、再利用性が高く副作用がないなどの特徴を持ちます。代表的な言語としてHaskell、Erlang、Scalaなどが挙げられます。関数型言語を使いこなすことで、高速で安全なプログラムの実行が可能になります。

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