.htpasswdファイルとは?
.htpasswdファイルは、Apache Webサーバーにおいて、ユーザー名とパスワードを保管するためのファイルです。Webサイトのアクセス制限機能を活用する際に使用され、認証を必要とするWebページのアクセス制限に利用されます。
.htpasswdファイルは、平文でパスワードを保存しているわけではなく、暗号化された形でパスワードを保管します。つまり、誰でもそのファイルにアクセスできる状態でも、パスワードを知ることはできません。ただし、セキュリティ上の理由から.htpasswdファイルは、Webサイトのドキュメントルートから外部に保存することを推奨します。
Webサイトのアクセス制限機能を活用しよう
Webサイトにアクセス制限機能を設定することで、Webページの閲覧を許可するユーザーを限定することができます。例えば、社内ネットワークからのみアクセスを許可する情報をWebサイト上に公開する場合、アクセス制限機能を設定しなければ、誰でも閲覧することができてしまいます。
Apache Webサーバーでは、.htpasswdファイルを使用してアクセス制限機能を設定することができます。具体的には、以下の手順で設定します。
1. .htpasswdファイルを作成する
2. .htaccessファイルを作成する
3. .htaccessファイルに制限対象のディレクトリを指定する
4. .htaccessファイルに認証方法を指定する
5. .htaccessファイルに認証用の.htpasswdファイルを指定する
上記の手順を実行することで、指定したディレクトリ以下にアクセスする際に、.htpasswdファイルに記載されたユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
まとめ
.htpasswdファイルは、Apache Webサーバーにおいて、認証を必要とするWebページのアクセス制限に使用されます。アクセス制限機能を設定することで、Webページの閲覧を許可するユーザーを限定することができます。セキュリティ上の観点から、.htpasswdファイルは、Webサイトのドキュメントルートから外部に保存することを推奨します。
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