「ロードバランサ」とは? – サーバ負荷分散を行うための装置の概要と使い方について解説

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「ロードバランサ」とは?- サーバ負荷分散を行うための装置の概要と使い方について解説

ロードバランサとは

ロードバランサとは、Webサービスを始めとしたインターネット上にあるサーバーへアクセスするユーザー数の増加や、トラフィックの集中などが発生した場合に、サーバーへのアクセス負荷を分散させるために使用される装置です。ロードバランサは、リクエストを受けた時点で最適なサーバーに転送することで、複数のサーバーを効率よく使い分け、高速・安定なWebサービスを提供することができます。

ロードバランサの種類

ロードバランサには、ハードウェア型とソフトウェア型があります。ハードウェア型は、専用の装置を使用してサーバーの負荷分散を行い、高速で安定して動作することが特徴です。ソフトウェア型は、サーバー自体がロードバランシング機能を有しており、より柔軟な構成変更が可能ですが、処理速度がやや低下する場合があります。

ロードバランサの使い方

ロードバランサは、Webサービスを提供する会社や組織にとって、欠かせない存在となっています。具体的には、以下のような場面で活用されます。
– トラフィックの集中:あるWebサービスが注目を集め、大量のユーザーが同時にアクセスした場合、サーバーに負荷が集中してしまいます。ロードバランサを使うことで、トラフィックを複数のサーバーに分散させ、安定したWebサービスを提供することができます。
– サーバーダウンの防止:サーバーに障害が発生した場合、ロードバランサは別のサーバーに自動的に転送することができるため、Webサイトの停止を防止することができます。
– 可用性の向上:複数のサーバーを使用することで、一つのサーバーがダウンしても、他のサーバーでサービスを提供することができます。そのため、Webサービスの可用性(アクセス可能性)を向上させることができます。

まとめ

ロードバランサは、Webサービスを提供する会社や組織にとって欠かせない存在です。サーバーへのアクセス負荷を分散させることで、Webサービスの安定性を高め、サーバーのダウンを防止することができます。ハードウェア型とソフトウェア型があり、それぞれ特徴があります。また、Webサービスの提供において、ロードバランサは必要不可欠な要素となっています。

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