パーシャルメッシュ(partial mesh)とは?ネットワーク構成の基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

パーシャルメッシュとは?

「パーシャルメッシュ(partial mesh)」とは、ネットワーク構成の一種で、すべてのノードが互いに直接接続されているフルメッシュに対し、一部のノードだけが直接接続されている構成を指します。

具体的には、複数のノードがある場合、ある一部のノード同士が直接接続されており、他のノードとは接続されていない状態を指します。このような接続の仕方は、全てのノードを直接接続するフルメッシュよりも少ない数の接続で済むため、効率的なネットワーク構成の一つとして使用されています。

パーシャルメッシュの特徴

パーシャルメッシュの特徴は、以下の通りです。

1. コスト削減
全てのノードを直接接続するフルメッシュに比べ、一部のノード同士だけが直接接続されるため、接続に必要な回線数が少なくて済みます。そのため、コストを削減することができます。

2. フルメッシュよりも高速
全てのノードを直接接続するフルメッシュに比べ、一部のノード同士だけが直接接続されるため、データ転送にかかる時間が短縮されます。そのため、高速なネットワーク構成となります。

3. 構築や管理が容易
全てのノードを直接接続するフルメッシュに比べ、一部のノード同士だけが直接接続されるため、構築や管理が容易になります。また、ノード数が増えた場合でも、追加の接続数が少なくて済むため、拡張性にも優れています。

パーシャルメッシュの例

パーシャルメッシュは、コンピューターネットワークや通信システムなど、様々な分野で使用されています。

例えば、企業内で使用されるイントラネットの場合、本社と支社、営業所、工場など、複数の場所にあるノードを、パーシャルメッシュで接続することで、効率的な情報共有を実現することができます。また、データセンター内のサーバー群をパーシャルメッシュで接続することもあります。

まとめ

「パーシャルメッシュ(partial mesh)」は、ある一部のノード同士だけが直接接続され、他のノードとは接続されていないネットワーク構成の一種です。コスト削減や高速性、管理の容易性などの優れた特徴を持っているため、様々な場面で使用されています。

参考記事

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