PDU(Protocol Data Unit)とは?データ通信プロセスの基本概念をわかりやすく解説

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PDUとは?

PDU(Protocol Data Unit)とは、通信プロトコルにおいて、データを転送するときに扱う一定の単位です。通信が行われるためには、相手先との間でデータ転送の手順やフォーマットが決められており、この決められた手順に沿ってデータを送信することが求められます。このような通信プロトコルにおいて、PDUはデータのやりとりにおける最小単位となります。

PDUの役割

PDUには、データ通信プロセスにおいて重要な役割があります。まず、PDUは、通信においてデータを転送する際に、どのような形式でデータを送信するかを定めることができます。たとえば、通信プロトコルごとにデータの転送方法が異なるため、PDUを介して相手先にデータを正しく伝える必要があります。

また、PDUは、通信の過程で発生するエラーを検出するためにも用いられます。データ通信プロトコルでは、通信過程でデータの破損や欠落が発生する可能性があります。このような際には、PDUを介して送信されたデータ単位ごとにエラーを検出することができます。

PDUの種類

PDUには、通信プロトコルごとに種類が異なるため、以下に代表的なPDUをいくつか紹介します。

・TCP(Transmission Control Protocol)の場合:セグメント、ACK、SYN、FINなどがあります。
・IP(Internet Protocol)の場合:パケットがあります。
・PPP(Point to Point Protocol)の場合:フレームがあります。

まとめ

PDUは、データ通信プロセスにおいて非常に重要な概念です。相互通信のためには、データ転送の手順やフォーマットが決められており、この決められた手順に沿ってデータを送信することが求められます。PDUは、データを転送する単位として、通信プロトコルにおける最小単位となります。また、PDUは通信の過程で発生するエラーを検出するためにも用いられます。

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