物理アドレス・フィジカルアドレスとは?コンピュータネットワークの基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

物理アドレス・フィジカルアドレスとは?

コンピュータネットワークにおいて、データを送受信する際には、送信元と受信先の端末を識別するためのアドレス情報が必要となります。

このアドレス情報には、物理アドレスと呼ばれるものと、IPアドレスと呼ばれるものが存在します。それぞれがどのようなものかについて、ここでは物理アドレスについて解説していきます。

物理アドレスは、ネットワークインターフェースカードに割り当てられた固有のアドレスのことを指します。これは、ネットワークカードに初めから書き込まれているハードウェアアドレスであり、ネットワーク上で一意に識別することができます。

物理アドレスは、MACアドレスとも呼ばれます。このアドレスは、48ビットの16進数で表現され、6オクテットの形式で表されます。たとえば、「00-1C-23-45-67-89」というような形式です。

ネットワークデバイスがデータを送信する場合、送信元のネットワークカードの物理アドレスが、データのヘッダー部分に付加されます。そして、この物理アドレスをもとに、ルーターやスイッチングハブなどの機器が、パケットを正確に送信先に届けることができます。

一方で、IPアドレスは、ネットワーク上のデバイスを識別するための論理アドレスであり、物理アドレスとは異なります。IPアドレスは、ネットワーク層のプロトコルによって割り当てられ、32ビットの2進数で表現されます。

まとめ

物理アドレスとは、ネットワークカードに割り当てられた固有のアドレスであり、MACアドレスとも呼ばれます。データを送信する際には、送信元の物理アドレスがヘッダー部分に付加され、ルーターやスイッチングハブなどの機器が、パケットを正確に送信先に届けることが可能となります。

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