リアルタイムクロック(RTC)とは?コンピュータ時間の基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

RTCとは?

まず最初に、RTCとはリアルタイムクロックの略で、コンピューターの内部クロックとは別に、現実の時間を取得・記録するための機器のことを指します。

例えば、パソコンの内部時計が壊れている場合でも、RTCがあれば正確な時間を取得することができます。また、スマートフォンやカメラなど、様々な電子機器にも搭載されているので、身近なところで使用されていることが多いです。

コンピュータ時間とは?

次に、コンピュータ時間について説明します。コンピュータ時間とは、コンピューター内部のクロックによって計測される時間のことを指します。

コンピュータ時間は、基本的には内部クロックのカウント数を特定の基準時間に換算することで算出されます。例えば、1秒間に内部クロックが10回進むとした場合、1秒は0.1カウントとして扱われます。

しかし、内部クロックの値は電源のON/OFFなどでリセットされるため、リアルタイムの時間を取得するにはRTCが必要になります。

RTCの仕組み

RTCは主に、クォーツ発振子と呼ばれる基準発振器を内蔵していることが特徴です。クォーツ発振子は、定常的に振動するクォーツを使用して、非常に正確な周波数の信号を発生させます。

この信号を基準に、RTC内部のカウンターが動作して、現在時刻を算出します。そして、RTCの時刻情報は、EEPROMなどの不揮発性メモリに保存されるため、電源を切っても時刻情報を維持することができます。

まとめ

以上、RTCとコンピュータ時間についての基本的な解説を行いました。RTCは、コンピューター内部での正確な時刻情報の取得に必要不可欠な機器であり、様々な電子機器に搭載されていることから、私たちの生活にも密接に関係しています。

参考記事

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