逆総当たり攻撃(リバースブルートフォース攻撃)とは?全ての組み合わせを試す攻撃手法

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逆総当たり攻撃(リバースブルートフォース攻撃)とは?全ての組み合わせを試す攻撃手法

逆総当たり攻撃、またはリバースブルートフォース攻撃とは、アルファベットや数字の組み合わせから正しいパスワードを探す攻撃手法の一種です。通常の総当たり攻撃では、攻撃者はあらかじめ設定された文字列を順番に試し、正しいパスワードを見つけるまで次々に組み合わせを試していくのに対し、逆総当たり攻撃では、攻撃者は正しいパスワードを既に知っている場合に、そのパスワードを生成する可能性のあるすべての組み合わせを試します。

逆総当たり攻撃は、パスワードの長さや複雑さが増すにつれ、正しいパスワードを見つけるのに必要な時間が指数関数的に増加するため、より複雑で長いパスワードを使用することで攻撃を防ぐことができます。

逆総当たり攻撃の実際の手法

逆総当たり攻撃は、パスワードの生成方法によって異なる手法がありますが、一般的な手法としては、以下のようなものがあります。

  • 辞書攻撃 – 事前に収集した単語や定型フレーズなどのリストから、パスワードの候補を生成して試みます。
  • ルールベース攻撃 – 一定のルールに基づいて、パスワードの候補を生成して試みます。たとえば、単語のフロント/バックに数字を付加したり、セキュリティのために使用される特殊文字を追加することがあります。
  • 合成攻撃 – 辞書攻撃とルールベース攻撃を組み合わせて、より多様なパスワードパターンを試みます。

逆総当たり攻撃は、セキュリティ専門家やペネトレーションテスターが、実際にネットワークやアプリケーションをテストするために使用される一般的なツールの一つです。一方、攻撃者が悪意を持って使用することもあり、パスワードが固定されていたり、簡単に予測できるパスワードを使用している場合には、容易に攻撃を受ける可能性があります。

以上が逆総当たり攻撃(リバースブルートフォース攻撃)とは?についての解説です。

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