セミコロンとは?プログラム言語における終端記号の基本概念について解説する。

Explanation of IT Terms

プログラム言語における終端記号、セミコロンとは?

プログラムを書く際、セミコロンは必ずと言っていいほど出てきます。しかし、その役割や使い方について正しく理解していない人も多いのではないでしょうか。

セミコロンの役割とは?

セミコロンは、プログラムにおける文の区切りを示すために使われます。つまり、一つの文を終わらせ、次の文を書くためのマーカーとして機能します。

例えば、以下のようなJavaScriptのコードを見てみましょう。

“`
let message = “Hello, World!”;
console.log(message);
“`

この場合、let宣言とconsole.logはそれぞれ別の文になります。そのため、この二つの文をセミコロンで区切る必要があります。

“`
let message = “Hello, World!”; // セミコロンが必要
console.log(message);
“`

注意点

セミコロンを書く位置によって、動作に影響を与えることもあります。例えば、以下のようなコードを見てみましょう。

“`
let x = 1
let y = 2
let z = x + y
console.log(z)
“`

この場合、xとyの宣言の間にセミコロンがないため、JavaScriptエンジンはxに「1let y = 2」を代入しようとします。これは構文エラーとなり、プログラムが正しく実行されません。

正しくは以下のように、xとyの宣言をセミコロンで明確に区切る必要があります。

“`
let x = 1;
let y = 2;
let z = x + y;
console.log(z);
“`

まとめ

プログラムにおいて、セミコロンは文を区切るための終端記号として用いられます。正しい位置にセミコロンを置くことが、プログラムの正しい動作につながります。

参考記事

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