“セッターメソッドとは?オブジェクト指向プログラミングの基本概念をわかりやすく解説”

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セッターメソッドとは?

プログラミングにおけるセッターメソッド(setter method)とは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、インスタンス変数に値を設定するためのメソッドのことです。セッターメソッドを使用することによって、メンバ変数の値を制御することができます。

セッターメソッドは、主に以下のようなメリットがあります。

– メンバ変数の値を直接変更することができないため、誤った値が設定されることを防止することができます。
– メンバ変数にアクセスする前に、処理を実行することができるため、バリデーションなどの処理がしやすくなります。
– メンバ変数にアクセスするたびに、処理を実行することができるため、複雑な処理を行うことができます。

オブジェクト指向プログラミングの基本概念について

オブジェクト指向プログラミング(Object Oriented Programming、以下OOP)は、プログラムを、現実世界にある物や概念に対応する「オブジェクト」として捉え、それらのオブジェクト間の関係性や相互作用をプログラムに反映させるプログラミング手法です。

OOPにおいては、オブジェクトは、属性と振る舞いを持つと考えられます。属性はオブジェクトの状態を表し、振る舞いはオブジェクトが持つ機能を表します。オブジェクトは、属性と振る舞いの両方を持っているため、オブジェクト単体ではなく、オブジェクト間の関係性や相互作用がプログラムの重要な要素となるのです。

セッターメソッドを使用したOOPのプログラム例

以下は、セッターメソッドを使用したOOPのプログラム例です。

“`
class Person {
private String name;
private int age;

public void setName(String name) {
if(name != null && !name.isEmpty()) {
this.name = name;
}
}

public void setAge(int age) {
if(age >= 0 && age <= 150) { this.age = age; } } public String getName() { return this.name; } public int getAge() { return this.age; } } class Main { public static void main(String[] args) { Person person = new Person(); person.setName("John"); person.setAge(30); System.out.println("Name: " + person.getName()); System.out.println("Age: " + person.getAge()); } } ``` 上記のプログラムでは、Personというクラスを定義し、名前と年齢の属性を持ちます。setNameメソッドとsetAgeメソッドを使用して、それぞれの属性に値を設定します。また、getNameメソッドとgetAgeメソッドを使用して、それぞれの属性にアクセスします。 セッターメソッドを使用することによって、名前と年齢の属性の値を制御し、誤った値が設定されることを防止することができます。さらに、セッターメソッド内にバリデーション処理を挿入することで、属性の値をより細かく制御することができます。

まとめ

今回は、セッターメソッドとOOPについて解説しました。セッターメソッドは、オブジェクト指向プログラミングの基本概念である属性と振る舞いのうち、属性を制御するためのメソッドとなります。適切に使用することで、プログラムの品質を高めることができます。

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