SIMM(Single Inline Memory Module)とは?PCメモリの基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

SIMMとは?PCメモリの基本概念をわかりやすく解説

PCのメモリに関する用語でSIMMという言葉を聞いたことがありますか?SIMMとはSingle Inline Memory Moduleの略語で、メモリチップを1つの基板に搭載したモジュールのことを言います。SIMMは、パーソナルコンピュータの登場に伴い、よりシンプルな構造で製造されるようになりました。

SIMMの特徴

SIMMは、メモリチップを1つの基板に搭載することで、よりシンプルな構造になり、信頼性や品質が改善されました。また、SIMMは、パラレル接続方式により、一度に多量のデータを読み書きすることができます。このため、大量のデータを処理するアプリケーションや、グラフィックや映像などの処理が必要な場合に重宝されます。

SIMMの種類

SIMMには、2種類の規格があります。30ピンSIMMと72ピンSIMMです。30ピンSIMMは、最初期のPCに使用されており、8ビットまたは16ビットのデータ幅で動作します。一方、72ピンSIMMは、32ビットのデータ幅で動作し、より高速なデータ転送が可能です。また、72ピンSIMMには、EDO(Extended Data Out)という規格があり、より高速なパフォーマンスを実現します。

SIMMの交換方法

SIMMは基板に挿入されているため、交換が簡単に行えます。まず、PCの電源をオフにし、基板を取り出します。次に、基板上にあるクリップを外して、SIMMを取り外します。新しいSIMMを基板に挿入し、クリップを留めることで交換作業は完了です。

まとめ

SIMMは、メモリチップを1つの基板に搭載したモジュールで、シンプルな構造と高速なデータ転送が特徴です。30ピンSIMMと72ピンSIMMの2種類があり、交換も簡単にできます。パソコンのメモリについての基本的な知識として覚えておくと良いでしょう。

参考記事

参考サイト

合わせて読みたい

【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版